粘土で造っていた器が、その人の手の中で仕損じたので、彼は自分の意のままに、それをもってほかの器を造った。
ところが、彼は手がけていたつぼが気に入らなかったので、それをつぶして粘土のかたまりに戻し、初めからやり直しました。
陶工は粘土で一つの器を作っても、気に入らなければ自分の手で壊し、それを作り直すのであった。
陶器が陶器師と争うように、 おのれを造った者と争う者はわざわいだ。 粘土は陶器師にむかって 『あなたは何を造るか』と言い、 あるいは『あなたの造った物には手がない』 と言うだろうか。
わたしは陶器師の家へ下って行った。見ると彼は、ろくろで仕事をしていたが、
その時、主の言葉がわたしに臨んだ、
「主は仰せられる、イスラエルの家よ、この陶器師がしたように、わたしもあなたがたにできないのだろうか。イスラエルの家よ、陶器師の手に粘土があるように、あなたがたはわたしの手のうちにある。